2014年03月05日
ウクライナが世界最大であるもの
ウクライナ情勢がニュースをにぎわしていますが。皆さんウクライナというと何を思い浮かべますか?
パッと出てこない方も多いかと思いますが実はウクライナには、世界最大の現用輸送機を開発した会社があります!
それがアントノフです。
ロシアじゃないの?という方も多いかと思いますがウクライナです。
An-124は、日本にも頻繁に飛来していますし自衛隊もお世話になったこともありますね。
世界最大の現用機An-225も飛来していますね。
アントノフは、ソ連時代にはソ連国内で多くの航空機を開発し小型機から巨人機まで多くの名機を生みました。
ソ連が崩壊し国家の後ろ盾を失ったアントノフは、自ら生きていく道として自慢の巨大輸送機を使って空の宅配便を行うようになっています。実際アントノフ機に匹敵する輸送機は他に存在しないので。大きな需要があり。ソ連崩壊後のダメージからは、他のソ連の航空機設計局より早く復活しました。
戦闘用途の機体ばかりのミグ、スホーイや旅客機で快適性に優れた。ボーイングやエアバスに旅客機のシェアを旧社会主義諸国内部でも大幅に奪われた。ツポレフ、イリューシンよりも強みがあったと思います。
乗り心地といえば最近のロシア製旅客機は、だいぶ改善はしています。しかし中々売り込みは上手く行っていないようです。
実際An-224はその大きさ以外にも実際優れた機体で例えばギア(車輪)を交換する作業も。ギアを1輪づつ自ら上げることができるのでジャッキアップなどを必要としません。
機体の前後を直接地面に下ろすことができるのでスロープなしで車両の乗り降りも可能です。
ロシア国内では輸送機としてイリューシンのIL-76なども良く見かけますが。輸送機としての完成度はアントノフの勝ちでしょう。
とにかくきな臭い情勢が収まってくれることを願いたいです。