2012年12月23日
GUNくつ王マカロフピストル
ビクトリーショーで購入したGUNくつ王のマカロフです。
第二次大戦後のソビエト、ロシアの代表的ハンドガンとして有名で。このモデルガンのマカロフもネット検索すると結構購入者のブログなどが見つかるので。ややそれらの方々と重複する部分があるでしょうが。
私なりに書きますね。
で!まずは銃の知名度の割にはあまり知られていない。設計者のことを簡単にご紹介します。
ニコライ フェドロビッチ マカロフ(Николай Федорович Макаров )はリャザンで1914年に生まれました。鉄道省でメカニックとして働いた後、1936年に彼はトゥーラ機械研究所に移動。
大祖国戦争(独ソ戦)の開始時に、彼は先に技術者の資格を得るためにトゥーラの技術学校に在籍していましたが呼び出しを受け、サブマシンガンのPPSh-41の生産プラントに送られ、そこでの功績が認められマスターデザイナーの名誉と共にトゥーラ技術学校を1944年に卒業。
卒業後、彼は戦争時に送られたサブマシンガン製造プラントに移動する以前に学生として在籍していたトゥーラ研究所で拳銃を設計。それがマカロフピストルとなります。
1974年に退職した後に彼はトゥーラの都市で地方議事会のメンバーになりました。
1988年5月13日に心不全により死去。74歳でした。彼はトゥーラの街に埋葬されています。
以上の内容はロシアの兵器図鑑に書かれていた内容です。
では、改めてモデルガンのマカロフのレビューを。
国際出版月刊GUN1982年4月号です。
床井氏の記事でマカロフが紹介されています。実射にあたり弾の確保を始めとした苦労が書かれております。当時はまだ冷戦期、西側社会ではマカロフは幻の銃であったことが伺えます。
記事のマカロフのシリアルナンバー
モデルガンのシリアルナンバー
同じВА556であることがお分かり頂けるでしょうか。つまり記事のマカロフを再現して製品化されているということです。
マカロフの設計に多大なる影響を与えたワルサーPPKと比較。マカロフの方がやや大きいですね。
グリップサイズもマカロフが大きいですね。私はマカロフの方が握りやすいと思います。
マカロフ以前にソ連の制式拳銃だったトカレフと比較すると小型化しています。ですがSAオンリーのトカレフと違いデッコキングにダブルアクションを備えたマカロフの方がトリガーが遠くグリップも太いです。
マニュアルセーフティは、ワルサーPPKとは動きが逆です。押し下げるとデッコキングで下げると解除です。セーフティが掛かった状態からの解除の早さはマカロフに分があると思います。
グリップを固定するこの1本のネジがマカロフで唯一のネジです
マガジンの挿入口。実物はマガジンキャッチの両側にこのモデルガンには無い段差が設けられていてモデルガンが異なっている場所の1つとなっています。
マガジンです。両側が大きく肉抜きされていて残弾が容易に確認できます
マガジンも実物と差異があります。実物はフォロワー以外により確実にスライドストップを効かすため肉抜き部分にも突起が設けられていますが。それが省略されています。勿論モデルガンも確実にスライドストップ掛かります!
カートリッジです。実物のマカロフ弾を良く再現している形状だと思います。薬莢部分が共産圏のスティールケースぽい茶色っぽい色だったらベターでしたね。
実物のマカロフは射撃経験もありますが良く出来たモデルガンです!何より製品化されたことに意義があります。
GUNくつ王さんには敬意を表します。
レポート楽しみです
写真いりようなら2号館から持ってって下さいでは良いとしを
昨日はお疲れでした。え?レポートってクリスマス会のですか?
考えてみます。